2013年2月17日日曜日

11月22日 駆け出しWebクリエイターのためのIA勉強会 に参加した

日時:2012年11月22日(金)19:00~21:00
会場:パソナグループ 本部 8F イベントホール
関連:Find your Ability ! forクリエイター #6 プロのWebサイト・アプリ設計を学ぶ、駆け出しWebクリエイターのためのIA勉強会

書きかけのまま放置して忘れていたので、少し書き足してこっそり公開。。。。。

感想など

IAっていう言葉は聞いたことある気がして、なんか気になったので参加しました。
このテーマの人気が高いのか、「Webクリエイター」向けだったのか、参加者数が多かったです。
そして女性の割合も多かった気がします。

情報アーキテクチャについて、なんとなく理解できて大変よかったです。
ただ、スライドの内容が濃くて、発表スピードも早かったので、メモを取ることが大変でしたが。。。。。

自分ができそうなことは、まずは、いくつかのサイトの構造図を作成してみることか。


- 本編
 - スライド
 - 情報アーキテクチャとは?
 - インフォメーションアーキテクトの役割
 - IAのプロセス
 - IAの主な成果物
 - IAに求められるコアスキル
 - Webデザインとスマホ向けデザインの違い
 - 参考書
 - 質疑応答
- キャリアビジョン

本編

スライド




 情報アーキテクチャとは?

1.情報を理解する
 - リチャード・ソール・ワーマン『Information Architects』
 - パターンをまとめる
 - 情報の構造を示す地図
 - 理解しやすいように
2.情報を整理して、法則を作ること
 - 『Web情報アーキテクチャ』
 - 図書館情報学
 - サーチエンジンがなかったときの情報への道すじ
3.問題を解決する
 - ヤコブ・ニールセン『Webユーザビリティ』
 - ユーザの視点を反映
 - 問題なく目的を達成
4.機能を計画し、経験を設計する
 - リリアン・スペック
 - 潜在的なシステムを表現する計画
 - ユーザーの経験を構築する
→ 複雑な情報をシンプルにする

使いにくいコーヒーベンダー
使いボタン等の配置が、実際の操作の動線に合っていない。

① コインを入れる
  → 右上の方
② 砂糖などを選ぶ
  → 中央のあたり
③ 味を選ぶ
  → 中央上のあたり
④ カップを取り出す
  → 右下端の方
⑤ カップを置く
  → 中央下のあたり
⑥ コーヒーが注がれる

→ 実際に観察する


 インフォメーションアーキテクトの役割

使いやすい経験を計画し、設計する人

- ユーザーの代表としての意識を持ち
- 必要な情報を整理し必要な機能を明確
- ユーザー中心のデザイン開発
- 推進する

情報を整理する ≠ 情報を整える
→ 情報を理解し、全体を把握し、全体を掌握する
例:書店。全体を把握している?でも把握している店員はいる。尋ねると本の場所を教えてくれる。

目に見えない使い勝手(利便性や機能)を設計する


 IAのプロセス

1.要らないものをつくらない!
2.無駄をなくす!

①目的の設計 > ②ユーザーの設計 > ③機能の設計 > ④サイトの構造の設計 > ⑤ページの構造の設計

①目的の設計
- ビジネスの目的やユーザーゴールの設計
- 情報を分解
- 成果物
 - 競合調査
 - ユーザー調査
 - ゴール定義

②ユーザーの設計
- ユーザー像/ターゲット層の設計
- 情報の分析
- 成果物
 - ペルソナ
 - ユーザーシナリオ
 - ユーザー用件定義

③機能
- フィーチャーと機能の設定
 - どういう機能があるのか?
- 情報の分類
- 成果物
 - 機能リスト
 - 機能仕様
 - 用件定義

④サイトの構造
- 情報の再構成
- 成果物
 - コンセプトモデル
 - サイトマップ
 - フロー図
 - 画面遷移図

⑤ページの構造
- 情報の再設計
- 成果物
 - ワイヤーフレーム
 - ページレイアウト
 - 画面設計


 IAの主な成果物

ペルソナ
- 実在するサイト使用者を想定
- 1~2年のプロジェクトで一貫性を保つ
 - 途中でわすれてしまわないように
- 仮説で決めてはいけない!

ハイレベルサイトマップ
- 既存サイトを確認する場合
 - 構造を頭に入れる!
 - アプリで自動化せずに、手を動かす
- 新しい構造の提案

ワイヤーフレーム
- 共通要素の整理
- 破綻や矛盾を発見

詳細サイトマップ
- 全体設計


 IAに求められるコアスキル

- デザイン力とデザインマネージメント能力
- リーダーシップとプロジェクトマネージメント能力
 - 議論できちんと結果を導く
- ユーザー調査の設計と実行力
 - 外注することが多い
 - 外注先がきちんとできるように、望む成果物を得るために必要
- 調整力
 - どうしょうもない状態をなんとかする


 Webデザインとスマホ向けデザインの違い

Web
 - モニタサイズに影響
スマホ
 - 端末の液晶に影響
 - 手に持って移動する

例:Amazonのサイト


 参考書

『IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』
『IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術』
『Webサイト設計のためのデザイン&プランニング』
『Webデザイナーのための情報アーキテクチャ入門』


 質疑応答

- 学ぶために何をやるとよいのか?体験できる講座などはあるのか?
 - 座学より手を動かす。
 - A3の紙に、すきなサイトのリンクをクリックして、構造図をかきおこす
 - 様々なサイトの構造図をかくと、サイトの構造が頭にはいる。パターンもわかってくる。

- クライアント側が、依頼する場合の注意点は?
 - ドキュメントを残すように指示する
  - どのように考えて設計した情報が必要
  - ビジュアルデザインはかわる

- クライアント側が、事前になにをすれば、仕事がやりやすいのか?
 - 現状のサイトマップとコンテンツ
 - サイトマップに必要な情報・不要な情報にチェックをいれておく
 - ユーザ調査をしておく

- ユーザー調査を学ぶには?
 - 外注する調査会社と一緒にやる
 - 本を読む
 - 実際に関係のない人に使ってもらい、その様子を観察する
  - 会社の前で通行人をつかまえる
  - 予想外の行動をする


 キャリアビジョン

常に何をやりたいか考えていた
→ 何が足りないのかを考える

先を考える
→ やれる環境をつくる

魅力を感じるものをリストアップ
→ 周辺のことを観察する

人が何してるのか観察する


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