2012年3月21日水曜日

ロボット/マイコン(Arduino)初心者講習会に参加した

日時:2012年3月11日
募集サイト:http://atnd.org/events/25516


久しぶりに、Arduinoで動くものを作った。楽しかった!!

参加の申し込み

Arduinoを初めて知ったのはGLT vol.39 のときのイチロヲ氏の発表だった。
で、『Arduinoをはじめよう』と『Arduinoをはじめようキット』を早速購入してLEDチカチカとやってたのだけども。
若干いそがくしくなってそのまま放置してた状況だったので、
ちょうどよいということで参加申し込んだ。

私が申し込んだときは4人くらいだったのでそんなものかとおもってたのだけど、開催日が近づくといつのまにか定員いっぱいになっていてビックリでした。

当日

会場が三鷹ということで、上京して初の三鷹でした。
早めにいって昼食にタイ料理をくって参加ーー。

会場に到着し、教育用小型ロボット(¥8800) を購入 。これが高いか安いかはわからないけれど、
久しぶりにArduinoを使ってみたいという気分 > 価格
という程度にはお手ごろだった。

講習会が始まって、まずは主催の「三鷹ハードウェアカフェ」の説明が。
その後、購入した教育用小型ロボットの説明などがつづく。
で、 組み立ててくださいということで、本題の講習会がはじまった。

ロボット

<組み立てるパーツ>


組立マニュアルにしたがってもくもくと組み立てる。
が、手順1でいきなりつまる!!5箇所中2箇所が何をやるのかわからん。
何度読んでも ねじを基板の穴にとおしてナットで止めろ としか書いていない。それに何の意味があるのかがさっぱりわからないので自分の理解が間違ってるのでは?などと思い、とりあえず保留して次へ進む。
最後の方の工程で、USBシリアル変換基板を取り付けるためのスペーサを固定するために必要な作業だったことがわかる

にしても、ちまちましたプラネジをつかった組み立ては、ねじを紛失してしまわないかと神経を使った。ドライバーは主催者が用意してましたが、私はたまたま持っていためがね用ドライバーを使った。


<組み立てた:基板と電池ボックス>


そして、組み立てる。。
魔のギアボックス!!参加者の多くが苦戦。。。私も苦戦しました。。。orz
主催者の人は「ギアボックス組み立てるの??」って驚いとりました。完成品をもらってたらしく、しらんかったそうで。
でも、ギアボックス組み立て作業の、
「くっ、ギアかみあってない、もう一回組みなおしだ・・・」
「くそっ、ギアボックスにうまくはいらない、もう一回組みなおしだ・・・」
って感じが、かなり久しぶりの工作でたのしかった。
 (最後にプラモ組み立てたのはいつだっただろうか。。。。)

<組み立てた:ギアボックス>


更に、組み立てる。。。

<組み立てた:タイヤ>


更に更に、組み立てる。。。。

<組み立てた:基板へのギアボックスの固定>


まだだ、まだ終わらんよ!というわけで組み立てる。。。。。
モーターとの結線は、ギアボックスが邪魔でやりづらかった。
実は、参加者の人が、モーターを結線してからギアボックスを基板に固定するとよいというアドバイスをしていたのだが。。。
俺ギアボックス固定しちゃったよ!タイミング悪いよ俺っ!って状態でした。。。orz

<組み立てた:モータの結線と取り付け>


で、組み立て完了!!

<組み立てた:完成>


Arduino

遂にArduinoでロボットを制御!!
コーディング!!

だったのですが、
みんなが(私も)組み立て(特にギアボックス)に手間取り、Arduinoのプログラミングの話はだいぶ遅くなり、駆け足でした。。。。。

やったことは、主催者さんが用意したサンプルコードをPCにコピー。
USBケーブルでPCとロボット(Arduino)を接続して、PC側ではarduino IDE を起動。
サンプルコードをコンパイル&アップロード → ロボット起動
の繰り返し。。。。。

で、ロボットに付いている赤外線を利用したレフレクターセンサー2つを使って、紙の上に描いた線(黒)の上に沿って動かしました!
あとは、サンプルに手を加えて、若干ロボットの移動速度をいじったり、後ろ向き走行させたりした。
Arduinoで制御できたもの
LED×4
フォトレフレクタセンサー×4
モーター(右・左)

主催者さんのサンプルでは、センサーを2つしか使っていないので、残りのセンサーをつかったり、走行中にLEDを光らせたりと、いろいろと工夫して遊べそうな感じです。
ブレッドボートを増設して、更に何かできるのだろうか。。。。

その他

なぜかMac率が高かった。半数くらいだったかな。VAIOもってる人もいた。
組み立て中は、隣の人に教えてもらったり、教えたりで、独り作業ではなかったので楽しかった。
交流会はなかったけど、隣にいた人とか数人とお話したり、前日つくった勉強会用の名刺交換したりした。機械系の高専生さんとか計測器?とかの機械をつくるハードウェアの技術者さんとか、島根から東京出張のタイミングで参加した人とか。

2012年3月8日木曜日

DevLOVE x hcdvalue共催 ブレスト祭りに参加した



「学びの効果を実感するにはどうすればよいか?」
をテーマにブレインストーミングを行いました。
きちんとしたブレインストーミングが体験できて大変おもしろかったです。
そして、テーマとは違いますが、なぜ学ぼうとするのか?学んだことでどうなりたいのか?など考えさせられました。

本編は十分に学びになったのですが、私の場合は、懇親会で
冷房は寒いが、石井さんと話せた熱い席
だったので、懇親会での話のほうがより印象に残っているので、そのときのお話を。
本編の内容は、ほかの参加者さんがブログにまとめているのでそちらを参照ください。
(本編の内容も、学んだことの整理のためにそのうち書き足したいとはおもってます。)


とにかく書いて吐き出せ!!


人が頭の中からどうやってアイデアをとりだしているかの話が面白かったです。 内容を整理しながら「なるほど!!そこにつながっているのか」などと思ったりしました。


人の頭の中にアイデアが詰まっている状態を、箱の中にアイデアというボールがつまっていると仮定します。 下図 ①のように、白ボール(自分独自のアイデア)は箱の底に数個あり、黒ボール(自分独自ではないアイデア)がその上に詰め込まれた状態が通常状態だそうです。
ここから、白ボールを取り出すならば、箱に手を突っ込んで底にある白ボールを取ればよいはずですが、人の頭ではそれができないそうです。(下図 ②)

では、どうやってボールをとるの?ってことですが、
人がアイデアを取り出すときは、最初にぶつかったボールしか取れない!!
つまり、箱に手を突っ込もうとしても、下図 ③ みたいに手前にある黒ボールしかとれない。
だから、白ボールを取るためには、下図 ④のように目の前の黒ボールをすべて取り除かなければならない!!

ブレストの最初の方は黒ボールを取り出している状態(上図 ③)で、「もうアイデアがでないよ。。。」っていうのが黒ボールを取り除いた状態(上図 ④)なのだと理解しました。
で、ここから更にアイデアを出し続けると少ないながらも白ボールが取り出せる!!

これを書いていて気づいたこと。アイデアスケッチ書きで3枚とはいわず何枚も書こうとか、書けば書くほどよいアイデアがでてくるというようなことを石井さんが言っていたのは、Speed Stormingや三人ブレストで手前の黒ボールを取り出したから、アイデアスケッチではより良質の黒ボールや白ボールを取り出せるから、どんどんアイデアを取り出そうということだったんだ。


ただし、黒ボールを取り出すというのは、書き出す(しゃべる)という行為を行わなければいけないそうです。
頭の中に浮かんだだけで書き出さない = 黒ボールを取り出して箱に戻す
なので、しばらくたったらまた同じアイデアが浮かぶとのこと。
(たしかに、そういう経験がある)

だから、 書き出せ!!ということらしい。

ほかには、客先でアイデアを出さねばならない場合にどうするかについてのお話も聞きました。
つまらないアイデアをいうわけにはいかない、でも取り出さないとよいアイデアがでないという困った状況ではどうしたらよいか。
汚いメモ用紙を用意しておいてとにかく書きだすそうです。
ここでポイントなのは、汚いメモ用紙、「きれいな」でも「高級な」でもなく。その理由もききましたがおぼえてません。ごめんなさい。

思い出したこと。石井さんはそんな話をしながら、箸の紙になにやら書いていました。きっとアイデアを書き出していたのだと思います。。。。


よいアイデアを出す時間

ブレストを始めてアイデアがでなくなると「もうアイデアがでないから」といってブレストが終了することが多いが、もうちょっと続けると少ないがよいアイデアがでるとのこと。

ブレストを始めてアイデアがでなくなるまでの時間をT0とすると、T0 / 2 程度の時間続けると、よいアイデアがでやすくなるらしい。アイデアがでなくなるまでに20分かかったら10分つづけるとよい。


発案者のアイデアは意外と評価されない


ハイライト法で高い評価を得るアイデアは、発案者でないことが多いらしい。
なぜなら、発案者はその案に思い入れが強いのでアイデアスケッチとかで内容を詰め込みすぎたりするらしい。逆に発案者でない人はおもしろいと思ったことを中心にアイデアを書く。
その結果、発案者でない人が書いたアイデアがおもしろいと評価されやすい。

私の場合はあてはまらないのだけど、無理やりあてはめようとすると以下の通り。
(全然発想していない自分を目の当たりにして、愕然としています。。。。。)

(1)ほかの人のアイデアが高評価
発案に思い入れがなさすぎて何のアイデアも膨らませなかったら、ほかの方がすごくおもしろいアイデアを書いて評価された
(私のアイデアに似た要素が含まれているおもしろアイデアを例として挙げました。私のアイデアを元にしたり取り込んだりしたかどうかは知りません。)

(2)ほかの人のアイデアをおもしろと思ってかいたら高評価
三人ブレストできいておもしろいと思ったアイデアをなんのひねりもなく書いたら、自分のほかの2枚よりもよい4点(私の最高点)をとった


  その他

  • Zen Brush
    筆と墨でかいた感じになるお絵かきアプリ。懇親会では石井さんがiPad上でこのアプリを使って図をかきながらいろいろとお話されました。 ちなみに、箱にボールが入っている絵はこのアプリを使ってかきました。
     
  • 色丸シールの活用法
    登壇する際に照明を消してもらう場合に、消してもらいたいスイッチにシールを貼っておく。例えば「黄色のシールを貼っている照明を消してください」で済む。